ホンダとともに
バイクメーカーのキムコを展開している光陽工業は1964年に作られました。
台湾の会社ですが、日本と強い結びつきがあります。
当初はホンダと技術協力関係にあり、バイクの製造をしていました。
ホンダの持つ技術やノウハウを蓄積して、発展していきました。
今では欧米にも販売チャンネルを持つほどにワールドワイドな企業になりました。
全世界約107か国でバイクを販売して、高い人気を誇ります。
キムコの歴史とは?
キムコブランドで最初に製造されたのはC200でした。
1964年に初代モデルが発売されました。
その後世界的に有名なモデルがいろいろと出てきました。
中でもHao Mai125は100万台以上のセールスを記録した人気車種です。
1990年に発売開始され、2008年に販売中止するまで20年近くにわたってロングセラーモデルになりました。
当初はホンダの車種を製造していたのですが、今ではキムコオリジナルのモデルも人気になりつつあります。
多種多様な車種をラインナップ
キムコの特徴として、多様なモデルをラインナップしている点も見逃せないところです。
主力商品はスクーターやATV、UTVといったところです。
台湾ではもちろんのこと、欧米でも高い人気を誇ります。
キムコのスクーターは日本国内でも販売されています。
その他にもモーターサイクルや電動アシスト自転車など、地球環境にやさしいモデルも出ています。
さらにはシニアカーなどの販売も手掛けています。
日本では今後さらに超高齢化社会が進んでいくとみられています。
そのような将来にも対応できるように、新しいモデルを市場にどんどん投入しています。
バイク以外の事業も展開しています。
発電機をはじめとした汎用エンジンの開発も進めています。
このように多角的な事業展開で、世界的な企業に成長していったのです。
世界が認めているブランド
キムコは台湾の主要ブランドであることはもちろんのこと、世界的にも認められています。
とくにヨーロッパでは知名度が高いです。
ドイツやイタリア、スペインなどで高い人気を誇ります。
さらに自社ブランドだけでなく、OEM/ODM生産も展開しています。
キムコの製品をベースにして、BMWやカワサキの車両が作られています。
日本における販売にも近ごろ力を入れつつあります。
2001年から商社に正規代理店をお願いして、国内で販売が進められました。
さらに2015年には100%子会社のキムコジャパンが作られました。
同年にはキムコスクーターの販売を始めています。
今後はキムコブランドのオートバイが街中を走行する光景が当たり前になるかもしれません。
リーズナブルでパワフルなバイクを提供しているのが、キムコの強みです。